20話Bパートのプチ解説を今日やりますと予告してましたが、打ち合わせが入ってたのを忘れていて…すみませんが明日に延期させて下さい!🙏
自らの肉体を枷としてガブリエルを捕らえ、記憶解放術を発動させるキリト。瞳の色が…! というところでAパートのプチ解説を終わります! Bパートはたぶん明日やりますのでしばしお待ち下さいませ! お付き合いありがとうございました! #WoUcom
ガブリエルはキリトの心臓を抉り、喰らおうとします。激痛に耐えながら、「そんな所に心も記憶もあるものか」と言い放つキリト。これまで繰り返されてきた、「思い出はここにある」という言葉の「ここ」が指しているのは魂そのものであり、肉体はただの器です。アンダーワールドでは特に。 #WoUcom
キリトがアンダーワールドに留まりたいと思ったのは、自分のためでなく、この世界で出遭った人たちを愛しているからだ…というユージオの言葉、原作ではもう少し長く、もう少しユージオの気持ちが出ているので、機会がありましたらぜひそちらも確認してみて下さいませ! #WoUcom
家族や友人たち、そしてアスナがどんなに悲しむかということを考えもせず、自分の欲求を優先しようとしたのではないか…という自責の念にかられたその時、ユージオの声が聞こえます。時間が止まったこの空間、ハイエスト・レベル的なやつですねきっと…! #WoUcom
ゲームクリアを目指しているのは、現実世界で徐々に衰弱していっているはずの生身の体にタイムリミットがあるからで、それがなければ本心では永遠にこの世界に留まりたいのではないか…と。しかしFLA500万倍のUWなら、生身の体を心配する必要はないわけです。 #WoUcom
アスナとアリスのログアウトを優先すると決めたのは、単に自分がこの理想の世界から出たくなかったからではないのか…と自問するキリト。彼はSAOに囚われていた二年のあいだ、自分は本当にアインクラッドからの脱出を望んでいるのかと問い続けていました。 #WoUcom
いままでは無意識に行使していた心意力を、ここで初めて意図的に制御し、自己像を解放します。この《死の天使》モードこそが、ガブリエルの真のセルフ・イメージということですね。原作18巻の口絵や挿絵でabecさんが描いて下さった姿を、どう映像化するのかな…と思っていたのですが、 #WoUcom
この戦いが、無印アリシ4話のゴブリン戦と同じ世界、同じシステムの上で行われていると思うと、何と遠いところまで来たのか…という更なる感慨が。まあ、あのゴブリン戦がRPGの初イベントバトルで、これがラスボスとのラストバトルだと思えばむしろこれくらいの能力差は必然…! #WoUcom
さあ空中戦! 高速機動から斬り結んだり、ブラックサンダーで岩を砕いたりと、最終決戦に相応しい大迫力ですね…。絵コンテを拝見しただけでも興奮したのに、完成した映像にはもう言葉も出ません! スタッフの皆様、本当に本当にありがとうございます…!! #WoUcom
「楽しませてくれ」と言ったのに、「楽しませてやるよ」と答えられてちょっとムッとしちゃうガブリエルさん。ここまで忠実に働いてくれた飛行生物ちゃんを吸収し、翼に変えてしまいます。理由はキリト方式のほうがかっこよかった…ではなく合理的だから。目玉ぐるぐるしてるのがかわいそう… #WoUcom
平然と傷を修復し、エレメントも呑み込んでしまうガブリエル…。この時点でガブリエルは、物理・炎・氷・風・水・鋼・晶・光・闇の各属性全てドレインというギリメカラもびっくりなステータスです。もう光も効かへんのや…。 #WoUcom
八種八色のエレメントとともに突進するキリト。なんか…カラフルで丸くてかわいい…。襲いかかるエレメントたちを、ガブリエルは避けようともしません。反撃の闇触手をキリトは超高速機動で回避し、剣で斬りつけ、貫きますが…。 #WoUcom
「ジェネレート・オール・エレメント!」…などというズボラな術式は、アドミニストレータの全コマンドリストにも存在しません! 心意を導くためのツールとして使っただけです。《心意技は、技名を発声することで速く、強くなる》と誰かが言ってた気がしますが誰だったカナ… #WoUcom
夜空の剣と青薔薇の剣を抜き放つキリト。音とエフェクトが気持ちいいぃぃぃ! 背中に翼を実体化させたのは、ALOで慣れた方法のほうが飛行するためのイマジネーションを制御しやすいからです。前回使った風素飛行術は、まっすぐ飛ぶだけならめっちゃ速いですが小回りが効きません。 #WoUcom
A-1さんにガブリエルの剣のデザインについて確認を頂いた時、《虚無的な闇が黒い炎のように立ち上っている》という原作イメージをそのまま伝えたら作画カロリーが大変なことになりそうだな…と一瞬思ったもののまんまでお願いしてしまいました。結果、イメージどおりの絵にして頂きました! #WoUcom
ガブリエルの右腕はシノンのラストアタックに破壊されましたが、反属性の攻撃だったためか顔の火傷ともども再生できていません。代わりに闇で腕を成形して、剣を抜きます。この剣は、乗っている飛行生物と同じく、サトライザーのGGO装備がUWに即した形に変換されたものですが…。 #WoUcom
誰何し返すキリトに、ガブリエルは《サトライザー》ではなく《ガブリエル・ミラー》という本名を告げます。彼は両親に何の情も抱いていませんが(web版では邪魔になったので殺しています)、与えられたガブリエルという名前にはある種の運命を感じていて、それが自己像の基となっています。 #WoUcom
ここでのキリトに限らず、私の作品のキャラクターたちはみんな自分の芯を支えてくれる属性みたいなものを拠り所にしている気がしますね。ハルユキも、「僕は黒雪姫先輩の騎士だ!」と何度言ったか…。 #WoUcom
ともあれ。ここでキリトは初めてガブリエルの《闇》を覗き、シャスターやアリス、ベルクーリと同じく心を吸われそうになります。それを防いでくれたのは、やはり《彼》の声でした。「剣士キリトだ!」という答えが光の心意となってガブリエルの闇を退けます。 #WoUcom
まあ、因縁多き敵役のポジションは、ヴァサゴがこれ以上ないほど立派に務め上げてくれましたからね。このうえガブリエルまで因縁まみれだとさすがに皆様も胃もたれしてしまったでしょう…。 #WoUcom
代わりにシノンとの因縁を作りましたが、あれだけでもだいぶ人間味が出てしまった感があるのでキャラ造形は難しいですね…。しかしアニメスタッフさんの繊細な技と、石田彰さんの完璧に掴んだ演技のおかげで、アニメのガブリエルは期待以上の虚無虚無人間になってくれたと思います! #WoUcom
しかしガブリエルは、作中で対峙するキリトたちだけでなく、読者さんが心を覗いても何も見えない、まったく理解も共感もできない、異質さだけしか感じられないキャラクターにするべくあれこれ工夫しました。キリトと因縁を作らない=キリトに理解の機会を与えないというのもその一環です。 #WoUcom
《全ての理解を拒むキャラクター》にしようと思ったからです。SAOの歴代の敵役…オベイロン、新川兄弟、エイジや重村、アドミニストレータ、ヴァサゴ、そして茅場ですらもどこかに共感…まで行かずとも理解できる部分はあったと思うんですよね。心の裡を、程度に差はあれ想像できる。 #WoUcom
ガブリエルに「お前は何者だ」と問うキリト。アリシゼーション編のラスボスであるガブリエルとキリトはここが初対面のみならず、過去にも一切のかかわりがありません。そう設定したのには理由があって、以前インタビューでも答えているのですが、ガブリエルという人間を造形するにあたって、 #WoUcom