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昔は雷神様が降りた所ということでその場所にしめ縄を張ったとか。
賀茂という曲に「鳴神の鼓の時も至れば五穀成就も国土を守護し」という言葉もあり、落雷があった田は豊作になると言われてました。
実際高電圧による空気中の窒素(肥料成分)が土に定着するという根拠もあるそうです twitter.com/CHARU_KANPYO/s…
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海外の方がJapanese Alphabetを一生懸命に解読しようとしてやはり「えいこく」で引っかかっている
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中世日本での手持ちの盾と刀の片手持ちがあったかは、よく議論になるのですが、とりあえず能では普通の型ですね。 twitter.com/SagamiNoriaki/…
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#俺の家の話 9話の解説・感想
7・8話はあまり語ることがなかったのですけれど最終回では隅田川があるようなのでその辺りをちょこっと予習してみましょう。
まずはあらすじから(続く
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NHKはナディアの時にプロデューサーが「何やってもいいよとは言ったけど、ここまでやれと言ったつもりはない!」って話になって怒りで口から泡が出てて、次の打ち合わせの時入院してったて話があるから、庵野さんとは相性悪いのかも
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わたくしキティちゃんショーの直後に高砂の舞囃子披露したことがあります。
負けないよ
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#俺の家の話 能楽師にとって道成寺とは
5話に道成寺が出ることは確定と思われるので、予備知識があった方が面白くみられるのではないかと思いフライング解説です。ただ芸事については秘事口伝が多いので表面的なものだけになることはお許しください(続く
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#俺の家の話 能楽師から見た解説・感想集
能とプロレス
twitter.com/kita_kaneko/st…
1話
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2話その1
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2話その2
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3話その1
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3話その2
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TLで「世阿さん」って呼ばれてるけど世阿弥は法名の「世 阿弥陀仏」の略だから「世さん」が正しい
#俺の家の話
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#俺の家の話 能楽師から見た3話の解説・感想
ここはスーパーゼアミマシーンの装備と性能を語るしかないかなw
まずは装備。ガウンは能装束で特徴的な二幅の袖の衣装を模していると思われます。
例えばこの白い衣装は「長絹(ちょうけん)」と言いますが袖の部分が2ブロックあります。(続く
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こぼれ話
で先のツイートのような話をロケハンの時の世間話で監督さんにしたら、実はこういうシーンを撮ろうと思っていたと。
シテ倒れる→演能がストップする→幕際で見ていた息子と地謡に座っていた息子が駆け寄る→客席の最前列真ん中に座っていた娘キザハシを駆け上りすがる。
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あのシーンに眉を潜める能楽師は多かったようですが、ドラマの流れから見ると、最大級の親への反抗と能楽と決別する決心をするための禁忌を犯した、とても重いシーンに私には思えてしまうのです。(了
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かように能楽師は面を神聖化しています。
という事はドラマの冒頭で出た面を飛び越えるシーン。
あれは能楽師にとっては最大の禁忌行為です。(続く
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こんな事がありました。曲の途中で明らかにシテが不調となり面の横から見える顔色も真っ青になって、汚い話ですがよだれもダラダラ垂れてきて面の顎から滴るほど。
それを楽屋で見ていたシテの父親「大丈夫か?大丈夫か?面は大丈夫か!?」(続く
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ただ、面が落下するシーンがありました
実際はああして落ちることなんて無いので、人が倒れたイメージ映像って事だと思います
でももし落ちたら?
これは能楽師は反射的に人よりも面を先に保護するような気がします。冷静に考えればまず人命ですが咄嗟の時には能面優先になるような気がします(続く
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さて、シテが倒れた!
まず地謡・囃子はそのまま進行します。そして後見の一人がシテを引きずって舞台奥右手の切戸口という小さな引き戸から楽屋へ入れます。同時にもう一人の後見が紋付袴姿そのままで舞い始めます。以上
多分30秒かからないかな(続く
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舞台の後方には「後見(こうけん)」という役の人が通常2人座っています。
後見は舞台上での物の受け渡し・装束替えなどを行ういわゆる黒子(くろこ)のような役ですが、演者に支障が出た場合代わって舞台を勤めるとても重要な役です。(続く
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#俺の家の話 のおかげでフォロワーが増えました。せっかくだから能楽師から見た1話の解説・感想でも書きましょう。
よく聞かれる事は能のシーンで演者が倒れるシーンについて。
実際にああいう事が起こったら舞台上で何が行われるか。
これはロケハンの時にも監督さんに聞かれました。(続く
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ではなぜ合うのか?
今回のドラマで「羽衣」という曲がありましたが、それぞれが自分の信じる「羽衣」という曲を表現します。
いわばプロレスで言えば技を繰り出すわけです。(続く
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そしてそれは、よけてはいけません。正面から受けるのです。そしてこちらも自分の主張を繰り出し相手もそれを受け止め…というふうにして、時には協調し時には押し合いとなって自然「羽衣」という曲の最大公約数が舞台上に現れる、というのが能の表現となります。(続く
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ですからこの緊張感を作るために、みんなで集まって稽古したりせず、公演も1日限りになっているところが特徴的です。
舞台はその場一度限りです。
てなことで、能=プロレス論でした。
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反応が多いので少し説明を。
能楽は演劇ですからもちろんシナリオ(セリフ)があります。
しかしシテ(主役)ワキ(脇役)は違う流儀なのです。つまり全く同じテキストではありません。
そして囃子方。例えば笛・小鼓・大鼓・太鼓も皆違う流儀です。(続く
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ではどうやって擦り合わせるのかと言いますと、擦り合わせません!どうしても話が噛み合わない時だけ融通します。
しかも、稽古(練習)はそれぞれが自分だけで稽古をします。
全員で合わせるのは基本的に前日か前々日に「申合(もうしあわせ)」を1回だけやります。時にはそれも行いません。(続く