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A「これはポイズンフィッシュ。毒があって食べられません。食ったら死ぬよ。」
B「どうやったら食べられますかね?餌由来の毒だったら養殖でなんとか…火通したりすれば…」
A「だから毒だって」
C「無駄だよ。Bは二ポンから転生してきたんだ。奴ら有毒の血を持つ魚を絶滅寸前まで食い尽くしたらしい」
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ーーー彼らの、最も恐ろしい点はなんでも食べることでも、食への執着でもないのです、保存加工ができること…彼らが狩りと食事を終えれば満足し、眠りにつくケダモノならどんなによかったことでしょう。捕らえたすぐ後から腐らせることなく次の獲物を狙えるのです。
~異界人排斥会議事録より抜粋~
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A「アンタら毒ある物しか食わないの?」
B「誤解ですよ。例えば僕のいた世界中で食べられているジャガイモという芋」
C「ほーん、イモなら俺らも食うよな。」
B「…の芽に毒があります」
A「やっぱ毒あんじゃねぇか」
B「サクランボという果実…は種の中に毒があります。」
A「毒ある物しかないの?」
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B「あ!アボカド!毒ないですよ!クリーミーで美味しいです。」
A「お~もっと早く毒の無い食べ物が浮かんでほしかった。物騒だなお前の世界。」
B「人間以外が食べると死ぬんですけど。」
C「それ毒って言わないんだ。」
A「コレ俺たちが食べても無事って保障ねぇな?」
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C「じゃあさ、この猛毒の木の実食えるかどうかリョーリしてみてよ。数だけは採れるんだ。」
B「先ずは食べたときの毒の症例と可食部位を見てみないとなんとも…」
A「正気か?」
B「食える、食えない、食える、食えない…(プチップチッ)」
A「正気か?」
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B「Aさん、毒の正体が解りました。この地域の魚との食べ合わせです。一緒に食べると果実の酵素が反応して体内でガスが異常に発生するみたいです。」
A「食ったの?」
B「注意書きして他の地域への輸出用にすることはゲップできるかもしれません。美味しゲェ~~~ップ」
A「お前そのうち死ぬよ」
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@ryochang2 二ポンの民と共に旅をしてきたAさんは語る…
彼らがなぜ食に対してここまで執着するのか長年近くで観察してきたが、彼らが「海にいる生き物ならだいたい食える」と言い放ったときは背筋が凍ったね、あいつら腐ったものと愛玩動物以外は食うよ。食えない生き物の方が少ないんだ。
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カンザキさんウチにも来て欲しい。やっぱ来ないで欲しい。
#淫獄団地
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@461Alfred B「マジか!じゃあ山と海繋ぐ道整備してインフラ整えて保存できるように加工場作ろうぜ!」
この毒草、別の食材にも効くかな…
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@461Alfred B「なんだかんだあって毒草の根を細かく切って焼いた貝殻を砕いたものと混ぜたら毒が抜けた」
A「コイツら狂ってるよ」