kumakappa(@kumakappa)さんの人気ツイート(新しい順)

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ほんのちょっと昔アユが弁当にあると恥ずかしくて隠して食べてたって。貧乏だけど川魚だけは沢山とれたからって事だ。今や天然鮎は料亭や旅館で食べる高級品。まあ、アユだけじゃないよね。ノリやアサリもそうだ。海も川もズタボロ。何て事してくれたんだって孫たちに軽蔑される時代を今生きてる。
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生態学を学んだプロフェッショナルで偉大な方々が国内で就職する先が、開発行為で失われるのが前提の代替策という名の免罪符を作るための仕事だったり、絶滅目前のものを記録だけでも残すという作業だったりする時代はそろそろ終わりになって欲しいなあと思うのです。
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故郷で一食分数十円から数百円くらいで食卓を彩っていた美味しいものを帰郷時にまた食べたいなと思い、数年前五千円から一万円くらい出してやっとまともな状態のものが食べられた。でも今はどれだけお金を積んでも食べられなくなった。というのが生物多様性をものすごい速度で失うという事。
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「おうもうすぐ、土用丑の日だな」と、じいさんが鰻筒を担いで川に降り数日後孫と一緒に仕掛けをあげに行き、鰻を捌き、庭の炭火で焼いた鰻を家族で楽しむ。というのが日本中至るところにあったのが、豊かだったころの水辺。昔話だよね、もう。
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美味いものを食べ続けたければ壊され続けている環境破壊をとめる仕組みを作らねば、もう間に合わないし、再生する仕組みに投資せねば、失うばかりでもう取り戻せない。ローカルな食文化が高級食化している。そしてお金出せば食べ続けられるというお花畑な幻想を持つ人が多すぎる。
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川や海が健全であった頃、子供だった方から聞いた話し。小学校帰りに、家からすぐの海へアサリを獲りにいき、とったその足で商店に買い取ってもらい、その金で映画を観に行き、ご飯を食べた。弟の分と二人分がすぐだった。今現在はとっくの昔に奪われている生態系サービスのひとつだろう。
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国産の天然水産資源が減っても海外から買えばよいと、何度でも湧くように再生産する水産資源の元を徹底的に壊し続けてきた。国力が落ち、買い負けるようになっている今、治水予算で行えて、おまけで自然再生事業にもなる瀬戸石ダム撤去事業は、とてもおいしい公共事業になるはずなのに。
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例えば、富士川水系。サクラエビを失いつつある。発電利益優先の末に。桑名の蛤も、地のものをほぼ失っているのではないか。川辺川のアユというブランドもこのままだと失うだろう。その時責任をとる政治家はどこにもいない。これまでと同じように。
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海や川は、豊かであればあるほど人間の生活も豊かになる。だから開発行為をするときは、悪影響を及ぼすものを最大限排除して、折り合いのとれる着地点を探る丁寧なアプローチを求めたい。その恵みを失ってから、食文化だけ残る悲惨な地域をどれ程多く見てきたものか。
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放流放送が途中で行われなくなったのは、許容量を超えた流下物でゲートが詰まり、管理棟が水没し予備発電施設も水没し、機能不全に陥っていたから、だろう。 熊本豪雨で球磨川「瀬戸石ダム」が決壊危機 現場証拠写真 dailyshincho.jp/article/2020/0… #デイリー新潮
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川辺川ダムを作りたくて仕方がない勢力が潰したフロンティア堤防や流域治水のあり方は、気候変動に対応するための多くの機会を失わせ、または遅らせて来ました。ダムにたより続ける限り、水害の被害者は増え続けるでしょう。球磨川もまたその証明の1つです。残念ながら。
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ダム知らない一般人が、瀬戸石ダムが治水に役にたたなかったのかと発言する。で、ダム好きな方々が、この水害で瀬戸石ダムは治水機能はないから治水面で役にたたなかった、と物知り顔で補正する。実態は瀬戸石ダムは水害を拡大させていた、というのが事実です。
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パンデミック後の世界でのEUの戦略に、生物多様性復活を高らかに宣言。2500kmもの河川の自由な流れを復活させるという目標もある。第二次世界大戦後に世界中でニューディール政策がとられたのと同じような熱量を感じる。ec.europa.eu/environment/na…
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荒瀬ダム撤去後の今、広い川原になり、さらさらの砂のビーチ。地元の子供たちが地先としてわがもの顔で遊べる豊かな空間になっている。子供にはあたりまえの空間だが、ここで遊ぶ子供の親世代にとっては、昔より良くなった、取り戻せた自然である。