1
娘の台湾への中学単身留学準備中、
あちらの先生からまず聞かれたのが
「歴史の授業で日治時代の学習があります。台湾側から見た歴史を、学校でたった一人の日本人として受け止めることになります。大丈夫ですか?」だった。
2
「日本から見た歴史は入学前に学習してから参ります。台湾側からの歴史を台湾で学ぶ機会は得がたい経験になると思います」と答えた。
これは現地校に通うならどの国でもトラウマになるくらいの可能性があるのは私も娘も知っていたこと。
3
簡単に、親日と言い切れるものじゃない。
歴史の流れの中の日治時代で、
「より辛かった時代」と比べられての評価があり
それを好意的に日本人に伝えて来る人たちにも
全くゆるしていない人にも出会う。
4
娘の世代はもっと世界は近くなり
いろいろな人に出会うだろう。
だから、
日本人は自虐の洗脳教育から目覚めなければならない、などと
語気を荒げないでいただきたいのだ。
若い人たちの為に、とわざわざ但し書きを付けても欲しくないのだ。
5
多分私も大概の #わきまえない女
なんだとおもう。
女性蔑視の発言に
参加者が一緒になって笑うような場で
「今のアウトですよ」って言えちゃう
わきまえない人が
男女問わず増えて欲しい。
意識や行いを改善すべき人は
老若男女問わずいる。
6
(夫の従兄弟たちはアメリカ国籍だけど見た目東洋人で日本の名前を持っていたので、その時期はかなり辛い思いをしたのではないかと思う。
他の理由もあったと思うけれど、身体を鍛えて「誰?」ってくらい別人になってる。
弱かったら洒落にならない死ぬから、って言っていた)
7
私はその時間にとても感謝している。
私は娘に
目覚めよ、と言わない。
これから娘は
見て調べ、尋ね、会話し、感じ
言葉と格闘しながら
路地の店で朝粥を啜り
自分で知っていくだろうから。
8
結局、去年の新型コロナの一番酷い時期の入試に滑り込み、トライアルだけで帰って来たけど
台湾の教科書や「漫画・台湾の歴史」やその他の資料を手に入れ、花蓮と台湾の史跡、228記念館をできる限り訪ねてきた。
9
入学しないと転校もできない、
学校はこれわかってて辞退させてますよね。
監督だけじゃない、教育に関わったらダメな大人しかいない。
秀岳館入学辞退、進学できず1カ月超 サッカー部上級生から暴行受け 県「どこまで関われるか…」(熊本日日新聞) - Yahoo!ニュース news.yahoo.co.jp/articles/74a13…
10
去年、娘は入試の為
14日間の検疫に私を巻き込むことを決めて入国規制12時間前に台湾に飛び込んだ。怖い目にも、有難い出会いも両方沢山遭った。全部貴重な体験になった。
娘と子ども達は学校の環境の中で少しずつ知り合い、個人個人として別れがたく思いあったようだ。
大人の私が知らない時間。