1
2
ボクを語るのに、この程度の枠じゃ足りないな。
なんせ、ボクは頭から足の先まで完璧だから。
キミも好きなだけ、ボクを見つめて構わないよ。
きっと、キミの瞳に映るボクも最高に輝いてるね!
3
仁武が、志献官としての心構えや訓練への取り組みを語るようにってさ。
ボクは完璧な志献官だから、訓練なんて必要ないよ!
まあ、気が向いたら参加してもいいかな。
心の赴くままに日々を楽しむほうが、よっぽど有意義だと思わないかい?
4
ボクと仁武は親友同士さ。
よく一緒に食事や飲みに行く仲だよ。
でも、この頃の仁武は忙しそうでね。
飲みに誘っても断られることが増えてしまったよ。
仕事ばかりかまけてないで、ボクと出かけたほうが楽しいのにね。
5
やあ、おはよう。よく眠れたかな?
ボクは、明け方に目が覚めてしまってね。
しばらく、東の空に広がり始める朝焼けを眺めていたんだ。
美しい朝、そして美しいボク!
二つ揃って完璧な一日の始まりだね!
6
ランチへ行こう、と仁武を誘ったら断られてしまってね。
ちょうど三宙くんが司令室を訪ねてきたんで、彼と行くことにしたんだ。
今日のランチは、ボクの手首から肘くらいある『巨大オムライス』だよ。
お店の裏メニューなんだ。
7
やあ、おはよう。
今日は、ボクがこの世に誕生した記念すべき日だよ!
昨日よりも今日。今日よりも明日。
そして、これからも完璧なボクでいるよ!
8
ボクと十六夜は飲み仲間だよ。
彼が防衛本部にいるほうが珍しいね。
むしろ、近くの牛丼屋や湯屋のほうが会えるんじゃないかな。
任務も一那と行動することが多いから、若い子たちは特に接点がないね。
9
昨日はモルを抱きしめて眠ったよ。
朝、モル寮まで連れて行ったら朔くんがいたんだ。
差し入れを用意していたのに、誰かに先を越されたらしい。
機嫌を直してもらおうとハグをしたら、感動したのか微動だにしなかったね。
10
退屈な会議も終わったし、昨日の約束を守ってもらおうと三人でビアホールに来たよ。
麦酒で乾杯したんだけど、半分も飲まないうちに仁武が酔い潰れてしまってね。
今は隣で気持ち良さそうに眠ってるよ。
ほんと、仁武はお酒弱いなぁ。
11
仁武は酔うと饒舌になるんだ。
あとは笑ったり、泣いたり、表情がコロコロ変わるね。
でも、長続きはしなくて一杯を飲み干す前に寝落ちるんだ。
飲みながらの話し相手には不向きだね。
普段から働き過ぎだし、たまには息抜きも必要だよ。
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朔くん、七瀬くんとラジオ体操に参加したよ。
朝から身体を動かすのは気持ちがいいね。
今日はモルチのスタンプだけじゃなく、ボクからのハグもあるよ。
はい、ぎゅー!
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仁武はボクより仕事が大事なんだってさ。
面白そうな葡萄酒なのに、後で飲みたいって言っても知らないよ。