豊洲銀行 網走支店(@toyosubk88)さんの人気ツイート(リツイート順)

銀行の陰湿さは想像を絶していました。たとえば、はじめの歓迎会を除き、飲み会は一番下の新人が全額立替え、翌朝には上司・先輩にお礼参り、役職・年次を踏まえ参加費を傾斜配分、上司の確認を得たあとまたお礼を言いながら集金するのが通例です。毎年自行カードローンを利用する者が後を絶ちません。
むかしむかし、ある銀行の小さな支店で課長さんが部下ガチャを引きました。 「いい部下こいよ、つかえる部下こいよ」 彼が引いたのは有名な地元企業の創業家の嫡男でした。縁故採用は珍しくもなく、本人の能力を勘案してもノーマルレア。どうせいつか辞める、正直いらない子でした。 #陰湿金融文学
ある日、同期の男子が朝からひどく支店長に怒られていました。何事かと思えば、トイレで「大」をした、というのです。若手は業務時間内外に関わらず「大」の利用禁止。バレたら即刻チクられド詰めされます。理不尽に満ちた罵声を浴びる彼を見て、大か小が曖昧な女に生まれたことに心から感謝しました。
「電子稟議を回付しました。ご承認お願いいたします」メールを送るとため息が出た。「システムに甘えるな!」システムの通知メールを見落とした課長が吠えたせいで起案者が別途メールするという謎の再発防止策が導入された。「PC画面だと見づらい」支店長への忖度で印刷した稟議も回付している。
私は360°評価を許さない。この制度によって同期を一人失った。何も知らなかった私は部下が上司を評価できる民主的な制度だと思っていた。実態は上司への忖度ができない不届き者を炙り出すための悪魔のツールだった。銀行の360°評価とは現代における踏み絵であり魔女狩りである。 #陰湿金融文学
むかしむかし、ある支店に、本部の調査役から人生初の管理職になったばかりで、メンタルペニスがバキバキに勃起した課長がいました。あるとき課長のもとに、窓口という女の園で陰湿な指導を受け続け、使い古されたミニ四駆のギアみたいに感情がすり減ってしまった若者が着任しました。 #陰湿金融文学
昔話をしよう… 「ダメだよ、鈴木課長と山田副支店長は仲悪いから卓を離して」先輩から3度目の差戻しを受ける。嫌いな友達でも理解するよう努めよ、道徳教育の敗北である。小学校からやり直してほしい。なぜ支店の飲み会ごときでいちいち座席表を用意せねばならないのか?つい顔に出てしまったようだ。
こんな諺があります。 「桃栗三年柿八年 銀行勤めて十八年」 新卒から40代まで勤めてようやく一人前の銀行員、という意味です。それだけこの業界には一ミリも顧客の得にならないくせに、身につけるべき内輪のルールや謎マナーがたくさんあるのです。そして神託の如く崇められているのです。 つづく?
相手側に45°傾けて押印するとお辞儀を示すなどと言われますが、これは出会ったことがありません。相手と逆に45°傾けて押印した書類を回したら「新人が俺に対してふんぞり返るとはいい度胸だな」という課長代理の怒声と共に、強烈な横スピンが加えられたバインダーが飛んできたことなら何度かあります。
ある銀行の事務部門によい再雇用おじさんとわるい再雇用おじさんがやってきました。よい再雇用おじさんは超富裕層向けプライベートバンカーとして、わるい再雇用おじさんは海外拠点の日系大企業担当として、それぞれ華々しい成果を上げてきました。みな二人の働きぶりに興味津々です。 #陰湿金融文学
姉が言いたかったことがわかりました。意識高めの就活生が憧れる「プロジェクトを主導して関係者と協力してスキーム構築〜」みたいな世界と関わることもその必要もないのです。我々は陰湿銀行村の一員になるため洗礼の儀を受け、掟を学び、体に叩き込まねばならないのです。一年ではとても足りません。
えー、宴もたけなわではございますが、みなさん、ご注目いただけますでしょうか。できれば支店長もご参加のうえ、お言葉をいただきたかったのですが『転職してゆく裏切り者にオフィシャルな送別会など開かない』それが当行の掟ですので、同期の私から佐藤くんに送別の言葉を贈ります。 #陰湿金融文学