『アルプスの少女ハイジ』オープニングの長~いブランコが、僕は子どもの頃から気になっていた。高校の物理で「振り子の原理」を習ったとき、「ブランコの周期が12秒⇒長さは36m」という計算をして大興奮。あの喜びがあって、後に僕は『空想科学読本』を書いた。高畑監督、本当にありがとう。(柳田)
『ポケモン』カイリューは16時間で地球を一周する。地球一周は4万㎞だから、時速2500㎞=マッハ2。ジェット戦闘機くらいの速度だが、戦闘機は航続距離が4千㎞しかない(旅客機でも2万㎞を超えるくらいだ)。「マッハ2で飛ぶうえに、航続距離が4万㎞」という存在は、現実の世界にはないのだ。(柳田)
ヘビは、どこまで首で、どこから尻尾なのだろう? ヘビの骨格は頭から尻尾まで1本の背骨だが、そのうち頸椎(首の骨)は頭蓋骨に隠れるほど短く、尾椎(尻尾の骨)も全体の1割弱。残りの9割は胸椎(胴体の骨)だ。つまりヘビは、9割を占める長~い胴体に、頭と短い尻尾が生えた動物なのだ。(柳田)
『ポケモン』ルギアがひとたび翼をはばたくと、嵐が40日も続くという! これはすごい。現実台風の寿命は平均5.3日。最長記録でも19 日なのに。嵐が40日も続いたら、農作物は取れなくなるし、交通は麻痺。もし7月20日頃にルギアの嵐が始まったら、夏休み中ずっと嵐で、小中学生はパニックだ!(柳田)
『ウルトラマン』18話には、にせウルトラマンが登場した。目の形が違うのに、なぜ騙される!? と不思議だったが、ウルトラマン登場はそれ以前に17回。しかも現れるや格闘し、3分以内に慌ただしく去る。スマホのなかった時代、ウルトラマンの姿は劇中の人々に正しく認識されてなかったのかも。(柳田)
『ポケモン』のコスモウムは、高さ0.1mなのに、重さが999.9㎏もあるという。どんな密度なのか、すごく気になる。コスモウムは紫色の球に黒い球が入っていて、9枚の金色の板で取り囲まれている。板の厚さを3㎜と仮定すれば、全体積は133㎤。これで999.9㎏なら、密度は7.5㎏/㎤。なんと金の390倍だー!
アニメ『天才バカボン』に「西から昇ったお日さまが、東へ沈む」というのがあったが、本当そうなったらどうなるか? 台風や低気圧の風向きが逆になる。偏西風は偏東風となり、日本は雨が増える。大変なのは現状から推移するとき。自転にブレーキがかかるので、海は逆巻き、大地震が起こり、地球滅亡。
『ぷよぷよSUN』では、サタンが日焼けのために太陽を巨大化した。画面で測ると、太陽の直径は3.5倍増。太陽と地球の距離が3.5分の1になれば(1億5千万㎞⇒4300万㎞)太陽は3.5倍に見えるが、その結果、地球の表面温度は380℃に! 空焚きしたフライパンが300℃だから、もう真っ黒焦げになりますなあ。
『クレヨンしんちゃん』映画版で、しんのすけがオナラで空を飛んだ。この現象について、柳田理科雄は「彼の体重を17.5㎏(5歳男児の平均)と仮定し、これを上回る20㎏の推力を出すには、肛門の直径が1㎝なら、毎秒120Lのオナラをマッハ4.3で吹き出せばよい」という原稿を書いた。その計算を添付する。
今日は、#スターウォーズの日。ダース・ベイダーの黒い装甲服のインパクトが忘れられない。彼の体は80%が機械に置き換えられ、人間の体は20%しか残っていないという。人間の体は手足を合わせても体重の44%だから、内臓もかなり失われたわけだ。装甲服が生命維持装置だったことに驚愕した。(柳田)
ウルトラマンを倒したゼットンは「1兆度の火の玉」を吐くという。この武器について、柳田理科雄は『空想科学読本』などで「火球の直径が1mなら、1秒燃えただけで、90光年以内の生物が死滅する」と書いた。だが、このたび再計算すると「402光年以内」となった。間違いを深くお詫びし、計算を示します。
『天空の城ラピュタ』で、ムスカが地上に向けて放った「ラピュタの雷(いかずち)」の威力はすごかった。ラピュタが積乱雲の中にあったことや、火球の描写から、柳田理科雄が計算すると「ラピュタの雷の威力は、ビキニ環礁で使用された水爆23発分」となった。恐るべし! 具体的な計算は添付のとおり。
ゼットンが1兆度の火球を放つと、地球から400光年以内の星は全滅するが、その範囲内の星を挙げると…。おおいぬの座シリウス、こいぬの座プロキオン、おとめの座スピカ、ふたごの座カストル&ポルックス、わし座のアルタイル(牽牛星)&ことの座ベガ(織女星)、北斗七星の全部。あわわわ~。(柳田)
『とびだせ どうぶつの森』では、体長8mのジンベエザメを、なんと釣竿一本で釣り上げる! にわかに信じられない行為である。ジンベエザメは地球最大の魚類で、体長8mなら体重は推定6t。長さ8mの釣竿でこれを釣るには、テコの原理によって、96tの力が必要となる。具体的な計算の方法を添付する。
『ポケモン』のランターンは光を発するポケモンで、深海5000mにいても、その光は海の上から見えるという。恐ろしい話だ。その光が海面で6等星の明るさに見えるとしたら、ランターンが放つ光の強さは、観測可能な宇宙のすべての星が放つ光の9000京倍。あのゼットンを上回るエネルギーなのだ。(柳田)
アンパンマンがパンチを放つと、ばいきんまんはUFOごと飛ばされ、空の彼方でキラーンと光って消える。アンパンマンの体重を120㎏、UFOの重量を1tと仮定し、パンチの3.4秒後に空の彼方で消えた描写から計算すると、アンパンマンはマッハ58という驚異的なパンチを見舞っている。 計算過程は添付どおり。
星の王子さまが住んでいた星はとても小さい。本のカバー絵で測定すると、彼の身長が140㎝なら、星の直径はわずか3.5m。この星は、重力がモーレツに弱いはずだ。王子さまは花に水をあげていたが、花とジョウロの高低差を30㎝とすると、ジョウロから出た水が花にかかるまで、なんと12分39秒を要する。
ウルトラの母は14万歳。3万年前にウルトラの父と結婚し、1万2千年前にウルトラマンタロウを生んだという。現在のタロウが人間の23歳に相当するなら、ウルトラの母は210歳のときに結婚し、245歳のときに出産し、現在268歳ということになる。さすがウルトラの母! いつまでもお元気で。(柳田)#母の日
『きかんしゃトーマス』のトーマスたちの顔は機関車の前面にあり、並んで話していても相手の顔が見えない。それゆえモメ事が多いのでは? そこで筆者は、走行中にすれ違う際に、顔を見ながら会話することを提案したいのだが、そのとき心配なのは「ドップラー効果」だ。添付にシミュレーションを記す。
『ポケモン』のポニータは、ジャンプ力がすごくて、東京タワーを跳び越えるともいわれる。東京タワーの高さと同じ333m手前でジャンプして、タワー頂上で最高点に到達するとしたら、必要な離陸速度は時速325㎞。日本最速の新幹線より速く、さすが、ひのえうまポケモンだ。以下に、その計算過程を示す。
『アイカツフレンズ!』の友希あいねは「友達を100万人作る」が口癖で「ともだちアルバム」も作っている。その24冊めでは、ページあたり3~5人が載っていた。平均4人でアルバムが60ページなら、過去23冊で5520人。目標の100万人まで99万4480人。アムバム4167冊の40ページめで達成だ。頑張れ。(柳田)
[お願い、教えて!]「『アイドルマスター』 萩原雪歩は、建物内でリアルに穴を掘るという描写があります。どのくらい大変ですか?」という質問を研究しようしています。アニメ第3話以外で彼女が穴を掘っているシーンがあったら、教えてくださいませ~!(秘書)
[お願い、教えて!2] 『アイドルマスターSideM』の都築圭は 一週間水だけ飲んで生活したり、豆5粒でお腹いっぱいになったり」というのですが、該当シーンをアニメで見ることができますか? ゲームの動画なら、ここで見られるよ!など、ご存知の方教えてくださいませ。(秘書)
[お願い教えて]『遊戯王デュエルモンスターズ』で、「カードがリボルバー式の拳銃の撃鉄を止めたり手裏剣にして地面に刺さったりします。研究してください」という質問をいただきます。カード関係の該当シーンがアニメ第何話に登場するか教えてください~。こんなシーンもあるよなどもれば、ぜひ!
[お願い教えて]以前、あっという間に軌道エレベータで宇宙に行ったことを研究して以来、ずっと気になっている海馬社長。さらなる研究をしたいと思っています。こんなすごいエピソードがあるよ!など、ぜひ教えていただけませんでしょうか。アニメ話数なども併せて教えていただけると助かります。