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74歳、人生はあっという間だった
気持ちはまだまだ20代の頃と一向に変わらない
ただ、時間と年だけ過ぎていったのだ
今を生きている
後悔はある
後悔のない人生などはないだろう
だが、これが私の生き様だったのだろう
終幕まであといくばくか
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入院する
もう帰れんとおもう
いままで、ありがとう
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ごごからまやくのいたみどめがはあるから、もうわたしがみることはできないかもしれない
あとはむすめにわたしておきます
いきたいきもちはあるがからだがもうむりだといってます
無念
さよなら
ありがとう
ごめんなさい
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あとは、裏切られていいから人を信じてみたらいいとおもう
友達や家族がいたらいいと思う
最後は笑って見送って欲しいと思う
喧嘩したら先に謝るといいと思う
腹が立ったら暑い風呂に入るといい
サクラダファミリアを見てみたかった
スカイツリーも見てみたかった
見たいと思ったら見た方がいい
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むすめより
主治医から輸血の後の結果次第で鎮痛剤の投与を遅らせてくれることになりました。
皆さんと一緒に 孤独のグルメ を見たいと言ったこともそのお陰だと思います。
見れるように願って、家族も一緒に見たいと思います。
笑顔で楽しみます
ありがとうございます
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おはようございます
今朝は朝日を見に車椅子を嫁に押してもらって病棟の東の方までいけました
眩しかった
#孤独のグルメ みました
相変わらず美味そうに食べるから私も食べた気持ちになった
定食、あのボリュームも昔は食べられたが、にしてもよお食べる。丁寧に食べる
美味しそうに食べる
いいなあ
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延命治療を希望しない
それは最初からお願いしてた
輸血を止めて、点滴だけにしました
生きたいから死にたくないになって、今は楽になりたいと思うようになった
昔話にはなをさかせます
昭和の23年に生まれた時からの話
長くなりそう
ありがとう、みなさん
言ったら楽になりましたよ
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むすめです
家族は1分1秒でも長く一緒にいたい
今朝、父から
治療をやめてほしい
もう何も希望も無いし、生きている事自体が苦しい
解るか?わしの言ってる意味が
もう早く楽になりたい
延命治療はしない
気持ちわかってくれ
何も言えなかった
ただ寂しかった
でも気持ちわかるような気がした
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こんなに世界には今、一瞬の景色があるんだなあ。どれも眩しく輝いている。
素晴らしいことだなあ
昭和23年の1月に岡山県、井草の町に産まれ、6人兄弟の6番目。
長男はすでに成人していて岡山県にはいなかった。長女に育てられたといっても過言じゃない。
父は北海道から九州に花ござを営業していた
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これになったときは、やれ闘うぞと思っていた
だんだんぶがわるくなると闘うという言葉が重くて
テレビでしていたなんといったかドラマで、病に負けるから死ぬんないと言っていた
負けたから死ぬんじゃない
勝てなかったら死ぬでもない
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あなたのせいはかがやいていますよ
いつか等しく終わりがくるから、たのしむんよどうかどうか
みなさん、ありがとう
どうか家族をよろしくたのみます
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むすめより
父、栄三は、2022年10月16日、1時29分に永眠いたしました
最期まで父らしく、病の苦しみはあり、弱音も吐きながら、最後は眠る様に亡くなりました。
無念だと思うことは家族が受け継ぎます
生前、言われていた皆さんへの感謝と写真や動画の土地巡りを代わってしてほしいという願いを
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できるだけやりたいと思います
また皆さま同士で通い合わせていただければ幸いです
74歳の父もやりたいことがありました
皆さま、どうぞ生きている今を楽しんで、楽しむんよとお過ごしください
また、良かったら父を忘れずにいてくださると嬉しいです
どうやら予約ツイートもあるようなので
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このツイートが表示されたということは、私はもうこの世からいなくなったということだ
予約ツイートというものを試してみた
皆さん、こんなじじいのあがいた呟きに耳を傾けてくれてありがとう
もはや悔いはない!
悔いになるものはないのだ
楽しんだ
もっと楽しめたかもしれないが、そこそに楽しんだ
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むすめより
皆様からの温かいコメントの数々、本当にありがとうございます
父にTwitterを進めた身としては楽しそうにしている姿を見てきました。
病気が治るものではないだけにTwitterの励ましに勇気づけられていたようです
皆さんからの写真を印刷して棺に入れたいと思います。
良いですか?
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父は意外と動物が好きでした。
本人は、好かん!と口では言ってましたが、なんだかんだ言いながらも面倒見が良かったのです😊
我が家に来たばかりの猫たちと遊んでいる父、栄三でごさいました🤭
むすめより