176
君がそばにいたら私はきっと
大切なことを忘れずにいられるのにって、そんな風に君を呼ぶんだ
まだ小さい頃、お星さまに願いをかけたみたいに
182
あんまり上手にしなくていいじゃない
熱した心を注ぎ込んだら、きっと光であふれるよ
誰の目に正しく映ってほしい？
流行りとか、常識とかが同じ方へ流そうとするかもしれないけど
取れない角を持っててよ
薄まらない色で飲み込んで
184
夢だったものが花を咲かせて
落っこちた星は笑うんだ
あったかかったよ、火傷しちゃうくらい
188
心の奥でぼんやりと考えていること、誰にも言えないことがある？
口に出しても周りからは決して褒められないような気持ち。
上手に隠して歩くけど、ふと夜の中で溢れそうになる。
それをひとりぼっちで拾ってる。寂しいというよりも、長年の友人みたいな付き合いで。
届いたらいいのにね。ちゃんと。
193
あの子みたいにならなくていいよ
君の色のままでいい
おやすみなさい
今日も優しい優しい夢を見て
197
優しいふりができない時は、ちょっとだけ自分が近い
生きている意味は後から付箋で付け足したけど
ひとつずつ剥がれていって、いつかまっさらになった心を覗くんだ
きっとお薬みたいな花が一輪咲いてるよ
それを食べて、眠りにつくの
もう夢から醒めなくてすむように
199
苦しんだ分だけ許されたような気持ちになるのは、優しさとは程遠い空気を吸ったからかな
使い古せない寂しさをずっと抱えているんだね
遠くにいるけど、わかるよ、少しだけ
絵/テディベア🧸 HP(i8note.wixsite.com/oriesnote)