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昨日、とても若い方が一人で絵を観にきてくれた。美術学生の方かな、と思ったがお話を聞いてみると社会人で、美術系でもない。なぜ来たか聞いてみると「ツイッターで偶然見かけて、なんかいいなと思って」と。こういう方のために自分は今日まで入念な準備を重ねてきた。全てが報われた思いだった。
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ある時突然断捨離に目覚めて実家にあった昔の自分のぬいぐるみとかゴミ袋にまとめて棄ててしまった時、父が「赤ちゃんの時に叔母さんから貰ったあのイルカも捨てちゃったの?!」と家を飛び出しイルカのぬいぐるみをゴミ置き場から探して持って帰って来た時のこと思い返すと未だに泣きそうになる。
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「いいな」という直感を信じて作品を観に来てくれたことが何より嬉しい。その直感の延長線上に「好き」や「解る」があると思います。それを大切に育てていきたい。何十年後かに、コレクターになっているかもしれません。直感を信じて、直接観る機会を作ってくれたら嬉しい。
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ギャラリーは「作品を売る」だけが仕事ではなく、未来のコレクターを育てるという重大な業務が伴うと思う。
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まるで水の入った袋のようなガラス作品『ささやか』
岡山のガラス作家、板野尚美さんの制作。
7月15日からのキボリノコンノさんの展示で一緒に展示します。観たいと言ってくださる方が多ければ、その後も続けて展示を行いたいと思っています。彼女を応援してほしい。
instagram.com/nom__glass?igs…
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そのイルカはそれ以降ずっと大切に取っといてある。最近では猫のおもちゃになりつつある。余計に手放せなくなったね
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「アーティストって皆変わり者って印象で」という方がいたので人間は全員変わっているがほとんどの人は社会のために個性を抑えて生きていて、個性を抑える必要がない人、抑えられない人がアーティストになってるので大体の人は個性を解放した普通の人ですと言ったら結構納得してくれた。変態もいるけど
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ある作品を見せたら「やっぱり芸術は分からないなぁ」と言われた。分かるかどうかよりも、好きかどうかです。好きになって、興味が湧いて、そこで初めて疑問が出てきて分かることも出てくる。「分からない」ってのはつまり興味が無いんです。好きでも嫌いでもなく興味がない。一番ツラいです。
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芸術家というのは仕事ではなく、生き方であると思っている。売れるかどうかは商業。芸術家に商才があるとは限らない。本物よりも発信力の強い物のほうが有名になることが多い。昔からそれが悔しくて仕方がなかったから、私はギャラリーをやろうと思った。必ず彼らを有名にしようと。
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これが陶器って、信じられますか?完全に、布かと…
中に陶作品が包まれているとばかり思っていた、そういう現代美術作品ですってことかと。 twitter.com/yutanakacerami…
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作家の皆さんは作品を繰り返し公表してください。これは前に投稿したからもういいか、ではなく何度でも同じものを投稿してください。人間はすぐにものを忘れるし、本当に美しいものは何度観ても新しい発見があり、飽きない美しさ、味わい深さもあります。だから繰り返し投稿し、リマインドしてください
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絵は平面だから画像で見れば十分とか、複製を買って満足という人もいると思うが、私はどうしても原画を生で観ることに対してこだわりがあります。それは、絵もまた立体作品と捉えている節があるからです。油絵で顕著な表面の凹凸や画材による質感の違い、光の反射のしかたなど、生で観ないと分からない