瘴気領域@小説を書く人(@wantan_tabetai)さんの人気ツイート(リツイート順)

『現代日本の食屍習俗について』 論文なのにつかみがすげえ……
本当かわからんけど、武術や剣術で「技」に名前をつける理由が得心できる説明。 しかし、なぜかゴルフ漫画w
「なろう系」が小中学生に支持されていない……ってことを事実として仮説を述べると、「お約束」が多すぎてハイコンテクスト過ぎることが原因なのではないかと思ってる。 「ゴブリン」「ドラゴン」……単語だけ放り投げて、描写をサボってる作品は商業でも多い印象。 それは、入り口の人には伝わらん。
これは言いにくいことなんだけど、なろう作家、なろう界隈って共通の特徴が残念ながら存在していて。 あいつら、偉そうにあれこれ言う割にはじつは90%が異世界転移も転生もしたことないんですよ。 知り合いのラノベ編集者から聞いた話なので間違いありません。
ちょっとUIが見づらいけど、論文のダウンロードはこちらのページから可能。短いし、読みやすい文体なので興味を持った方はぜひ。 minpaku.repo.nii.ac.jp/?action=pages_…
ナーロッパガチ勢にありがちな設定。 ・じゃがいも、トマトがない ・路上にうんこがまきちらかされている ・風呂がない ・奴隷は財産なので大切にする ・ギルドの権益がガチガチで新しい商売ができない あと何があるじゃろ?
筆力は十分にあるのにアクションシーンにどうも迫力が欠ける作家さんがおって、その理由がわかった。動きそのものはちゃんと書けてるんだけど、その結果どうなったかが書かれてないんだ。メイスを空振りしたら床を砕いてほしいし、ビームを外したら遠くの山を吹き飛ばしてほしいのだよな。
「プロローグはダメ」「視点変更はダメ」「群像劇はダメ」「設定語りはダメ」などなど、ついったらんどではわかりやすい創作論が語られがちだけど、面白ければぜんぶオッケーだし、初心者が面白くするにはむずかしい手法だってだけの話が拡大解釈されてるのよね。
「ハイコンテクストであることで描写を省略でき、物語がスピーディになる!」という反論を頂戴しているようなのだが、えーと、あの、そもそもコンテクストを共有できない相手にそれはダメなんじゃないって話なわけでして……。 「タコツボにこもろうぜ!」ってことなら何にも言うことはないけど。
筆者は宗像教授ですか?
小説におけるモブの重要性。 例えば冒険者ギルドで ・使い込んだ革鎧をつけ、短剣を腰に吊るし、薄汚い背嚢を背負った冒険者がいる →これはガチっぽいな ・モヒカンがトゲトゲの肩パットでヒャッハー!と酒を飲んでいる →はい、そういう作品ね とリアリティラインを一発で伝えられるので便利である
創作坊主「やめなされ…やめなされ…最初から大長編に挑むのはやめなされ…。物語を制御しきれずにエタり、小説なんて二度と書くかとなるからやめなされ…。はじめは短編からじゃ。冒頭から結末まで脳内でイメージできるサイズの話を書くのじゃ。短い話の中でカタルシスを演出するコツを掴むのじゃ…」
昨日読んでたWeb小説で、それまで『雅』なんてキャラは出てこなかったはずなのに、 「雅か……お前だったのか!?」 「雅か……信じられん……」 みたいなセリフが唐突に出てきて「???」ってなってたんだけど、いま「まさか」の誤変換であることに気がついた。
本格追放ざまあ。 勇者「お前のような使えないやつはこのパーティーから追放する!両目をくり抜き、耳に焼けた鉛を流し込み、手足の腱を切ってから砂漠の真ん中に捨てる!」 主人公「待って、そこからざまあできる展開がいくら考えても見つからない」
本格ファンタジーチェックリスト ①人が死ぬ ②よく人が死ぬ ③女も死ぬ ④子供も死ぬ ⑤老人も死ぬ ⑥主要人物っぽいやつも死ぬ ⑦師匠は序盤で死ぬ ⑧ヒロインは旅立ちの村で死ぬ ⑨主人公も死んで交代する ⑩死ぬキャラが多すぎて名前がおぼえきれない 当てはまる項目が多いほど本格度が高いぞ!
異世界ファンタジーで使わん方が無難な言葉。 じゃがいもトマト、サンドイッチとかそういう個別の議論はどーでもよくて、 「強く現実を想起させて読者の没入感を損ねてしまう語彙選択」 があかんのだよな、と。 クエスト帰りの冒険者が屋台で夜鳴き蕎麦を啜ってたら、「ほえ?」となるでしょ、と。
「男だと思い込んでた幼なじみ」ってひとつのジャンルを形成していると思うのだけれども、これって「男友達がじつは女だったらよかったのに」って願望を内包していて、かなり業が深いよな。
一人称小説における視覚描写、とくに性的な部分は結構気をつける必要があって、たとえばゴブリンに襲われている初対面美少女を助けるシーンで「衣服が破られ、大きな乳房が露出している。先端にはさくらんぼのような――」みたいなのを延々と重ねると、「おい、見てないで助けに行けよ。キモい」となる。
酒浸りで糖尿病と痛風と肝疾患になったベテラン冒険者のおっさんが糞尿まみれで血反吐を吐きながら「お前にひとつだけ教えてやる……酒は……飲みすぎるな……」と言って死ぬと最高に説得力が出るという話です。 twitter.com/kazakura_22/st…
いかん、出典が抜けていた。 sukima.me/bv/t/BT0000648…
文章力が高い=凝った文体 ってのはとんでもない誤解で… 『雪国』の冒頭を例に挙げると、 国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。夜の底が白くなった。信号所に汽車が止まった。 向側の座席から娘が立って来て、島村の前のガラス窓を落した。雪の冷気が流れこんだ。 とかなり明快なのだよな
グルメもの。 『孤独のグルメ』を参考にするのは絶対にやめた方がいい。アレは異形種だから再現できない。劣化孤独のグルメになるだけ。 「グルメを通じて何らかの課題を解決する」がグルメものの基本フォーマット。 んで、その過程として「作る」と「食べる」があり、前者は省略できる。
ライトノベルの売れ行きが悪いと話題になっている。なんでも、中高年にターゲットを切り替えたせいで若い読者に見限られたそうなのだ。本当にそうなのか、私には疑問だ。子供は意外に背伸びをしたがる。だから私はヘヴィノベルを作って出版した。表紙は劣化ウラン、A6判で4キログラムに仕上がった。
すべての小説家になろう初投稿者に告ぐ! 前書き、後書きに言い訳を書いて予防線を張るのはやめるんだ! それは期待値を落とすだけで、なろう熟練者なら即ブラバ案件なんだ! 実際にどうなのかはわからんが、「俺の作品は世界一面白い!」と胸を張って作品を発表するのだ!!
Web小説。 作家側の最大の課題は、面白い内容を書けるかとかじゃなく、それ以前に「見つけてもらえるか」なのだよな。 面白いものを書いていればいつか評判になるという考えは、そうであってほしいと共感するが残念ながら事実ではない。