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6畳くらいの小さなお店です。ほとんどは女性のお客さまです。
そのため特に中年男性は目立ちます。所作や声(独り言)に独特の圧があり、場所を譲り合ってくれないので女性たちが気を遣います。
その上で、1時間近く立ち読みをする方には「立ち読みはご遠慮いただけないでしょうか」と声をかけます。
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もう消費スタイルと実店舗が合わないのだと実感します。お店で手に取った本や雑貨を、その場でスマホで調べてウェブ上で買う方がいます。今日も。週末は特に目立ちます。もうお声かけもしていません。ただ私の心が折れていくだけです。時代に逆行したことをいつまで続けられるだろうかと思っています。
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先日の店内で、ある男性から「あなたを買えるの?」というようなことを言われたときに、私は驚いて、それで聞こえないふりをしてしまったんです。そうしたら、店内にいた別のお客さま、若い女性だったんですが、「それは冗談でも言ってはいけない、人は人を買えない」とはっきりと言ってくれました。
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今もまだ中傷の手紙や葉書が当店だけでなくご近所にも届いています。警察署や弁護士に相談、届け出をしました。ご来店のない方からのGoogleクチコミも把握しています。
どうにかお店を立て直したくて日々、踏ん張っています。充分に痛手を負っていますのでもうやめてください。お願いいたします。
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わりと長い時間お店の本を開いてスマホを操作している方がいたので、お声かけすると、本の内容をメモしていました、と。こういう方がほんとうに増えました。
ご本人にも言いましたが、やめてください。本に出会ってほしいです、でもボランティアの本の閲覧室じゃありません。どうかご理解ください。
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どなたかが書いていましたが、同業者からも聞いています。おそらくこの件でご本人の気持ちがまだおさまらず、ものすごい量のツイートが流れていると。再びお店に行き、なぜ立ち読みを咎めたのか聞きたい、と書いているそうです。恐怖しかありません。これについては弁護士にも相談する予定です。
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最近、このケースで男性に激昂され長時間詰問され怒られました。頭を深く下げて何度も何度も謝りました。
以前の私のツイート(今は削除しています)がきっかけで、どんな店か見てみようと思って来てくださったようです。同様のタイプの男性が連日いらっしゃいます。
お店の在り方を考えています。
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私がしたとされる発言は、詰問に答えた中からほんの一部を抜き出し、盛り、順番を差し替えたものです。そして所謂「中年男性仕草」が何なのかわかるはずがありません。
立ち読み禁止ではありません。線引きは大変難しいですが過度の立ち読みは困ります。これで最後にします。ありがとうございました。
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お店の者としてその場を収めなくてはいけないのに、ただヘラヘラして固まって、お恥ずかしかったです。もっとしっかりとお礼を言いたかったですし、ハグをしたかったです。お名前も聞かなかったのですが、あのときの方、本当にありがとうございました。もしよかったらまたお店へお立ち寄りください。
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政治のことをツイートするとフォロワーさんが減る。この、瞬間的な拒否反応はいったい何だろう。
しんどいなら今は見なくてもいいよ。だけど否応なしにあなたの生活につながっている。好きな人と好きなことをする。好きな本を読んだり、好きなものを買ったり。そのことと政治はつながっているよ。
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観光で来た人たち。お店の本を読んで楽しそう。本が好き、本屋が好き、というそれぞれのお話を聞く。聞くだけでなく、本屋になった経緯などを根掘り葉掘りインタビューされてがんばって答えた。そして満足そうに帰っていった。100円のカード1枚でいいのでお買い物しませんか。お店はただ疲弊するだけ…
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お客さま方へ
度々ご心配をおかけして大変申し訳ありません。
皆さまからのあたたかいお言葉にどれほど救われたかわかりません。本当にありがとうございます。厳しいご意見も受けとめています。ここに詳細を書くことはしませんが、ただ誓って、お客さまにあのような「暴言」をかけたことがありません。
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流れるツイートはお店が壊れていくのを見るようで辛かったです。象に踏まれた蟻。その後の私の書き方を反省しています。
お店を営むのは想像以上に大変です。でもその分嬉しい出来事もたくさんあります。揺れたり迷ったりしますが、続けていきたいです。これからも何卒、よろしくお願いいたします。
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この1週間、実はかなりしんどかったです。ウェブ上でもお店でもさまざまな怖い思いをしました。思い出すと息が苦しくなる…。でもその間いつものお客さまがお店に入ってきてくれるとほっとしました!大げさでなく命拾いをしました。ありがとうございます。定休日が明けたら、また元気出していきます。
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閉店してお店の照明を落とした20時頃、ドアが開き80代くらいの女性が入ってきた。素敵なコートとバッグが目をひく。気ままに店内を見ている。もう帰らなきゃいけないしどうしようかと内心ワタワタする私。商品を手に取りながら「これいいじゃない」「洒落てるわねえ」。こちらを向いてぱあっとほほ笑む
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この業界、女性に優しく見えるかもしれませんが、実は他と同じくボーイズクラブです。彼らとっても仲良し。なかなか手ごわい。たぶん永遠に入れてもらえない。だから自分だけの道を歩こうと思ってます。
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週末はお店が一気に図書室になる。熱心に見て、本の話たくさんして、楽しかった!と言って、何も買わずに帰る人が信じられないくらい続く。
帰る人に私はいつものそれで「ありがとうございます」と言う。でも何にありがとうと思ったの?本が読まれたこと?私はそんな崇高な目的でお店をやっていた?
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今話題の本、gururiの客注も事前に入らなかった。お客さまにもかなり時間がかかる旨をお伝えしていた。
ところが昨日だめもとで神田村に行くと、ほんの僅かに残っていたので、心の中でスキップしながらレジに持って行った。
しかし、レジでは明らかに困惑していて、なかなか会計してくれない。