『魔道祖師』は魏晋南北朝時代も参考にしています。例えば名門世家のモデルの一つは貴族社会だと思われます。ただ、中国史との共通点よりも、違いを意識した方がより楽しめるように思います。例えば、世家と貴族の違いは?拙著『南北朝時代』を含め、魏晋南北朝時代の概説書が参考になると思います。
南朝の貴族の姓との一致率高くないですか?と思ってツリーみたら、本当に無関係ではなかった。興味深いなぁ。便乗して申し訳ないけど、南朝貴族については、拙著『南北朝時代』(中公新書)でも論じているので、ご関心ありましたら、ぜひ。 twitter.com/gyygloria/stat…
中華風ファンタジーの金字塔といえば小野不由美の十二国記シリーズ!十二国世界では特異な官制が敷かれています。『周礼』に基づく六官制です。実は現実に六官制をがっつり採用した国があります。南北朝時代の北周です。拙著『南北朝時代』(中公新書)では六官制にも言及してます!ぜひご参照下さい。
ちなみに『魔道祖師』ですが、拙著『南北朝時代』刊行後に全部読みました。中華SFの『三体』(もちろん既読)と中華BLの『魔道祖師』は、現代日本における中華エンタメ小説の二大巨頭だと思います。 twitter.com/aidakenkyuseik…
『魔道祖師』の作者が参考にした魏晋南北朝についてがっつり知りたい方には、川勝義雄『魏晋南北朝』、川本芳昭『中華の崩壊と拡大ー魏晋南北朝』(ともに講談社学術文庫)がおすすめです。また南北朝時代限定ですが、最新研究を踏まえた概説書には拙著『南北朝時代』(中公新書)もあります。
この作品の大きな特徴のひとつが王朝や国家がほぼ登場しないことです。このことが世家や主人公たちの行動や思考に大きく関わっていて、物語を動かす絶妙な設定だと思いました。
拙著『南北朝時代ー五胡十六国から隋の統一まで』(中公新書)で紹介した鮮卑源ビールですが、調査期間内に六種類の君主パッケージを発見しました。拓跋推寅、拓跋力微、拓跋什翼犍、道武帝、太武帝、孝文帝です。写真はオールスター勢揃いです。
10月18日発売予定の会田大輔『南北朝時代ー五胡十六国から隋の統一まで』(中公新書)。書影がはやくも出ていました。五胡十六国や東晋の話ももちろんしてますが、タイトル通り、帯通り、メインは「南北朝時代」です。 一般的にはマイナーかもしれませんが、とても重要で興味深い時代です。
最近、南北朝時代を舞台にした中国ドラマ(『#蘭陵王』や『#独孤伽羅』)や南北朝時代をモデルにした中国ドラマ(『#琅邪榜』『#陳情令』)が好評ですね。ドラマの時代背景が気になる方は、ぜひ18日発売の会田大輔『南北朝時代ー五胡十六国から隋の統一まで』(中公新書)を! hanmoto.com/bd/isbn/978412…
一部で話題になっているシーラン・ジェイ・ジャオ(中原尚哉訳)『鋼鉄紅女』(ハヤカワ文庫)読みました。武則天が男性社会打破を目指す苛酷で華麗なロボットSF!史実をモデルにした登場人物(特に李世民、独孤伽羅がかっこいい)、現代の技術と前近代の習俗の混淆!めちゃくちゃ面白かったです。
昨日の共通テスト世界史Bの問題を見ました。まさか拙著『南北朝時代』(中公新書)でも紹介した『顔氏家訓』の南北朝の女性比較部分が引用されるとは!拙著は受験参考書としては詳しすぎますが、息抜きがわりに読むのはありかもしれません。
中公新書で出てほしい中国史の王朝・時代。『春秋戦国』『秦』『前漢』『新』『後漢』『魏』『蜀漢』『呉』『晋』『五胡十六国』『隋』『五代十国』『宋』『契丹(遼)』『金』『西夏』『モンゴル帝国(元)』『明』『清』。企画の有無や進行状況はわかりませんが呟くことで声が届く、かもしれません。
僭越ながら、10月に中公新書から会田大輔『南北朝時代ー五胡十六国から隋の統一まで』が出ることになりました。ただいま鋭意校正中です。初の単著なので、緊張でいっぱいです。ご笑覧いただければ幸いです。 hanmoto.com/bd/isbn/978412…
ここ数年、ラノベやSFで、中華風ファンタジーや中華SFが好評ですね。拙著『南北朝時代ー五胡十六国から隋の統一まで』(中公新書)は、そうした作品を読解する際に、多少の参考になるかもしれません。また創作のヒントも転がっているかも。どうぞよろしくお願いします! hanmoto.com/bd/isbn/978412…