1
2
強烈な兄弟コンプレックスがすべての原動力になっている大物たち。
信長 ↔︎ 弟・信勝
義昭 ↔︎ 兄・義輝
覚恕 ↔︎ 兄・帝 ←NEW!
#麒麟がくる
3
麒麟は、信長という人間を「人並外れた時代の異端児」として描かない。
帝を崇め奉り、その言葉を天から与えられたものとして拝受する、この時代の武士として普通の感覚の持ち主。
ただ少ーし人より承認欲求が強くて、褒められるためなら猪突猛進、何だってぶっ壊しちゃうお人なだけ。
#麒麟がくる
4
細かいけど、リアリティ溢れてて麒麟っぽいなと思った三好襲撃のシーン。
こういう急襲って、家臣が「殿ーー!」って駆け込んでくるところから始まるイメージだけど、
"音"で気づかないはずないもんね。
軍勢の足音やざわめきが徐々に近づいてきて空気を揺らす緊迫感、生々しかった。
#麒麟がくる
5
時代物で誰かが毒殺されるとき、「えー毒味の人とかいるんじゃないのー?」って思ってたけど、そんな斜めの見方すら、麒麟は丁寧に潰してくれる。
#麒麟がくる
6
一見、意気投合しているように見えて、根本がすでにずれている二人。
さらに肥大化した承認欲求の、次のはけ口を探していた信長さま。
幕府に、将軍に、時代遅れの夢を見る十兵衛。
まるで違う二人を、二人ともが一目置く亡き道三さまの、「大きな国」構想だけが繋げているという皮肉。
#麒麟がくる
7
義輝さまを愛し、情深く熱い十兵衛だけど、
遠隔の地にいながら正確に京の情勢を捉えて、自らの動きを見極める信長さまや、
京の渦中ど真ん中で冷徹に将軍を"目利き"する松永さまに、
決して勝てない。
主人公が熱く叫べば解決する、そんな甘さが微塵もないドラマ。
#麒麟がくる
8
歴代大河の足利義輝はさ、おバカで世間知らずで、もはや自分になんの権力もないことにさえ気づいていない人物として描かれることが多かったけど、
麒麟の義輝さまはご聡明で、ぜーんぶ察していらっしゃるから、切ない。
そして、圧倒的な美しさと儚さで、哀れを醸し出す向井義輝よ。。
#麒麟がくる