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あと学部生には「働き始めたらまずは100万円貯めましょう。銀行口座に100万円あるかどうかで心の平穏が違います」と伝えておきました。貯金100万円もないと、常にお金のことを気にして生活しなければならず慢性的なストレスに。某調査でも「貯金50万円未満」の群が最も抑うつ度が高いという結果でした
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シカゴ大山口一男教授の話
・日本は男女格差が未だに大きい
・高卒男性より大卒女性の方が賃金が低い
・家事育児負担が極端に女性に偏っている
・組織に強くコミットする人だけが生き残れる仕組みになっている
・そのことが、長時間働けない、ケアのために仕事を抜ける人を差別する口実になっている
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ハラスメント案件対応してると、声を大にして言いたくなる。
「30〜60代男性の皆様、仕事関係の20代女性を恋愛対象にしたり異性として意識するのはやめましょう」
女性は30代になるとだんだん断る力がついてくるのですが、20代特に前半は上司や先輩に嫌われるんじゃないかと悩んで断れず悩みがち。
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今日は #国際女性デー
多くの女性は、生物学的機能である妊娠・出産だけでなく、社会的性役割として家事や育児や世話や「細やかな配慮」を押し付けられている。
「ケアレス・マン」(他人のケアに責任を持たず長時間働く男性)中心の社会ではなく、全ての人が自分と他人のケアができる社会を願う。
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私は博士課程に進む時に、姉から「東大の博士なんて言ったら、誰も結婚してくれなくなるよ!」と止められました。
それに対して私は「いやいや、”東大で博士取った女性は嫌だ”と言うような男性は、そもそも私の恋愛対象じゃないから」と言って進学し無事ここにいます。結婚するかは職業と関係ないです twitter.com/tmcosmos_org/s…
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同じ業界の20代女性に対し「指導」と称して2人きりでのご飯に呼び出したり、「僕は現役だから」と関係を迫ったり(当時60代)、体を触ったりとセクハラを繰り返していた(※過去形であることを願う)重鎮の先生から対談を申し込まれたのですが(しかもテーマはハラスメント)、さすがに断りました。
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データから客観的に日本の状況を把握すると、残念ながらこれらは真実なんですよね。医学部入試で女性だけ0.8がけで採点したり、経営者が「若い女性は雇わない」と公言したり、それらが差別だとさえ認識できていないのが日本。これも「組織に強くコミットする人だけが生き残れる仕組み」の問題。
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山口教授の主張の通り、時間内に仕事が終わらない人の評価は低くして、誰もがWLB保てる労働時間を当然としないと、いつまでも日本社会はプライベートの時間を大切にしたり家事育児介護等の無償労働を担う人を「職場」「社会参画の場」から排除し続ける。過労死もなくならない。これが望ましい社会?
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職場は仕事する場所であり、恋愛を楽しむ場所ではない。一番トラブルが多い印象があるのは30〜60代男性と20代女性の組み合わせですが、セクハラは年齢も性別も性的指向も関係ありません。同じ仕事人として、同僚として、どうかお互いに礼節ある態度で接してくださいますようお願い致します。
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内心嫌でも断れずハラスメント相談窓口に来ます。「明確に断られてない」=「誘ってもいい」とはなりません。お互いに好意を持ってしまった場合は仕方ありませんが、仕事関係者を恋愛対象にしない、特に異性に関しては2人きりになろうとしないことを徹底して頂きたいと思います。相手は嫌がっています
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Excelの表をきれいにWordに貼るコツ。
1.Excelの表をWordに貼り付け
2.表を選択し表ツール→レイアウト→自動調整→文字列の幅にあわせるを選択
3.ホーム→段落の行間オプション→行間を最小値、間隔を0ptにする
4.表ツール→レイアウト→高さの▼を押す
5.フォントサイズを小さくする
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教育歴のない優秀な若者を高いポジションで雇うのには抵抗するのに、博士号取得以降ファーストの原著論文をほぼ書いたことのない教員や、一度も論文書いたことがなく教育歴もない実務家は積極的に教授に登用するという、摩訶不思議なことが起こるのが日本のアカデミア。そりゃ国際競争力は落ちる。
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ごめんけど、私も触られたことあるからほんと無理。顔見るだけで「きもちわるい」と思ってしまうし、学会とかで登壇しているの見ると耳を塞ぎたくなる。「(こちらが性的関係を求めていない人から)性的な意図をもって体を触られる」って、何年経っても感触を思い出せてしまうので、キツイんですよね…
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国際医療福祉大学の中田先生が紹介されていた論文に記載されていた「若手研究者のための成功した研究者になるコツ」
1.論文を出版する
自分で論文が書けることを見せることが大切。筆頭と共著の数のバランスが取れていると良い
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京大の西浦先生率いる「感染症数理モデル入門」オンラインコースが凄い。何と無料。
日時:2022年8月3日(水)~5日(金)
目的:感染症数理モデルの基礎的考え方と取扱い・発展方法・データ分析および批判的吟味について,同課題に関心のある学生や若手研究者を対象に短期集中型の入門教育機会の提供
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職場の「心理的安全性」を測定する日本語版尺度。筑波大学の落合先生・大塚先生が信頼性妥当性を検証した論文が、Industrial Healthに掲載されています。何と5項目で測定可能、しかも無償で研究利用可。使用する場合は一報入れて貰えると嬉しいとのことです(落合先生談)。
jstage.jst.go.jp/article/indhea…
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ここから脱却するためには、女性に負荷がかかっている社会的性役割(家事、育児、世話、配慮等)を男性が半分担い、逆に男性に負荷がかかっている性役割(大黒柱、役職等)を女性が半分担えばよい。生物学的性差は変えられないが、社会学的性差は変えられる。全ての人が幸せになる社会になりますように
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研究は時間も手間もかかる。やっとデータ集めて解析して論文書いても、査読者にこてんぱんにやられて半年後にようやっと受理されるような、気の遠くなる世界。論文書くより、著書で持論を展開する方がはるかに楽。研究者としての給料より、メディア出演して講演する方が遥かに稼げる。
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国立成育医療研究センターの森崎菜穂先生の研究~実践のお話、本当に素晴らしかった。
日本では妊娠中の厳しい体重制限指導により出生体重が減少→子どもの成人時の身長が低くなる→低身長はがん以外の疾患リスクを上昇させる→成人期以降の生活習慣病増加に繋がっている。
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ケアレス・マン中心の社会は、女性が家事育児するのを当然とするため女性のキャリア継続を困難にし、家事育児を主戦力として担う男性を戦力外と認識する。一方、家事育児負担なく長時間労働する人はこき使われ、結果的に家庭は崩壊、又は本人を過労死や自殺に追い込む。誰も幸せにしない社会。
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私が言いたいことはただ一つ。
「力の差がある相手に性的関係は求めてはいけない」
例え恋愛のつもりであっても、セクハラになりえます。立場という優越性を利用しているからです。
上司→部下、弁護士→クライアント、主治医→患者、OB/OG→就活中の学生、教員→学生、教祖→信者、すべて×です
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教員選考書類を見ていたのですが、採用されるポイントは下記に尽きるなと。
1. 大学側がどのような教員を欲しているのか正確に理解している
2. 大学が欲している教員像が自分に当てはまることを業績等の客観的証拠と共にアピールできている
3. 文章が読みやすい(読み手のことを考えた表現及び体裁)
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日本学術振興会が「男性の家庭進出」に焦点を当てたシンポジウムを開催するらしい。今まで研究者のワークライフバランスと言えば女性に焦点が当たるものがほとんどだったので、これは素晴らしい!
日時:2022年12月13日(火)14時00分~16時00分
場所:オンライン
申込↓
cheers.jsps.go.jp/event/
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助教から講師に昇進しても、講師から准教授に昇進しても、月給が数千円程度しか変わらない。若くして教授になっても、勤続年数の長い年上の助教以上の給料は貰えない。
#毎日暑い日が続くから背筋が冷たくなるアカデミック怪談を披露しあおうぜ