人口350万人を擁する政令指定都市長野県栄市は、野沢温泉村や飯山市を合併し、都市圏が広がる越後湯沢や十日町、長野も政令指定都市になった。越後湯沢のリゾートマンションの価格が高騰し、魚沼丘陵にはニュータウンが広がっている。一方、再開発にあたり石油を含んだ軟弱地盤が問題となった。
日本海側内陸部に突如現れた大都市圏。北陸新幹線は全通し、秋田青森方面へは栄村を介して羽越新幹線が建設。東京一極集中だった交通網は地方都市間を結ぶように再編された。「日本海ベルト」といわれる都市のつながりにより、シベリア鉄道経由の物流が生まれ、ロシアは戦争をやめて北朝鮮も開国した。