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アウシュヴィッツとタトゥーに関しては、下記リンクの写真も話題になりました。運良く生き延びても、その悪夢の記憶はタトゥーとともに根雪のように自分自身に残り、いつまでも人をさいなむがゆえに一生長袖で隠し続けた人もいれば、老境にいたり自ら語り始めた人もいる。
google.com/amp/s/www.exci…
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前リンクでも言及されていた、後の大統領・米軍のアイゼンハワー司令官がナチスの収容所の実態を知って残した有名な一言。
「全て記録に残せ、画像を残し、証人を得るんだ。なぜならいつか歴史のどこかで、どこかのバカ者が立ち上がって『これは起こらなかった』と言うから」
google.com/amp/s/www.news…
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この一言は重いです。ある意味、私たちが紙の本という重いし場所とるしコストはかかるし床はへこむ、いまの時代には実に鈍重に見える物体を作り続ける理由でもあります。誰かの発見したこと、思ったこと、体験したこと、感じたこと...その誰かの生を「なかったこと」にしないために書物はあります。
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これは「躓きの石 Stolperstein」というプロジェクトで、戦中ナチスに追放あるいは強制連行されたり国外に逃れた人たちの家があった場所に、彼らの人生を記録したプレートを埋め込んでいくというものです。破壊された家の跡は商店やビルや個人宅になり、平穏な街角にこの石だけがその足跡を残します。
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罪を、記憶を、社会が共同で保持し続けるということはどういうことなのか。生存者が高齢となり次々にこの世を去っていく中で、現在や未来の人たちを信頼してこうした記憶を託す。この歴史は遠い過去の話ではないし、これから未来永劫起こりえないことというわけでも決してないのです。
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ちなみに、ナチスを育てた街であるミュンヘンにはこのプレートは存在しません。これは別にナチスを慮ったわけではなく、ミュンヘンのユダヤ人協会が「死者を踏みつけるような行為は許さない」と反対しているためで、行為の解釈は一様ではないのだという難しさも感じる話です。
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なおフランクフルト市は「躓きの石」に刻まれた人の詳細を可能な限りwebアーカイブしてます。例えば、エンマ・ノールという女性はアウシュヴィッツで32569番を刺青されたこと。
frankfurt.de/sixcms/detail.…
「アウシュヴィッツのタトゥー係」の主人公ラリは32407。彼女に刺青したのはラリかもしれません。
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#メイドの手帖 の宣伝として「メイドのnote 」というのを作ったのですが、note社サービスであるcakesに①DV被害者を愚弄する内容の人生相談 ②ホームレスや貧困者をまるで動物観察のように記述する記事に賞を与え連載開始 ということが続いたのを受け、閉鎖しようと考えてます。理由は下記ツリーにて。
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「メイドの手帖」にはホームレスシェルターに戻るか戻らないかギリギリの生活を送る著者ステファニーをややヒロイックな気分で助ける善意の男性が登場し、それを甘んじて受けるしか生きる術のなかった彼女のモヤモヤが記されています。安全圏から誰かをまなざす暴力性を、私たちも自覚したいものです。
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ほとんどの「生きづらさ」は個人の責ではなく実は社会構造の産物で、それは等しく是正されるべきものです。そのことと「他者を傷つけていい理由にはならない」という倫理は両立し得るものの、本来は攻撃性に変わる前に誰もが「生きづらさ」をケアしていける社会のあり方が先に探られるべき話です。
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えっ、伸びてる...
補足すると、ここで問題にしているのは実際に被害者が存在する事件において加害者側の「生きづらさ」をなぜか第三者が物語ることによって女性嫌悪犯罪の側面とその加害がぼやける可能性であり、それぞれの方が感じる個別で多様な「生きづらさ」を牽制するものでは一切ありません。
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『「男らしさ」はつらいよ』は男性性についての本なのでその点においてのみ書くと、親の暴力や周囲の男性性規範の抑圧を綴った幼少期を経て、中盤以降はそうした経験が著者に植え付けた「生きづらさ」をどうすれば他者に対する攻撃性として再生産しないですむかという葛藤が主題になってきます。(続
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1月の新刊は米国の文筆家リンディ・ウェストの、その名も『わたしの体に呪いをかけるな』です。体形への偏見に悩んで育った著者が、女性の性や生殖の自己決定権を否定する文化、ジョークに潜む性差別、ネットトロールなどと戦うことを選ぶ、不屈のフェミニズム戦記。ぜひ今。
amazon.co.jp/dp/457531692X/…
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今日が公式な発売日なので、改めて。
体形への固定観念、性的消費の視線、性や生殖の自己決定権の否定、文化や言論の中に巧妙に埋め込まれたミソジニーといった、女性たちの人生を息もできないほど小さく押し込めるすべての通念をぶっ飛ばす快著、 #わたしの体に呪いをかけるな 本日発売です!Yep! twitter.com/ftb_honyaku/st…
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今月の新刊は英ジャーナリスト、ジェニー・クリーマンの「セックスロボットと人造肉」(安藤貴子訳)。セックス、肉食、妊娠・出産、死という人間性の根幹領域を科学の力で「征服」しようとする人々と、セックスロボットや人工子宮、培養肉といったその研究の最前線ルポです。
hanmoto.com/bd/isbn/978457…
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