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普段通らない近道を使った。ここ、人通りが少なくってライトもないから、真っ暗で薄気味悪い。だから、あんまり使い たくないんだけど...。早足で歩いていると、大きな看板を見つけた。人間...監視 中...。なんか、気味が悪い......。その場を立ち去ろうとしたその時、どこからか強烈な視線を感じた。
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背後から、カサカサとなにかが動く音がした。冷蔵庫と壁の間。虫はすごく苦手だから、もしゴキブリだったらどうしよう……。恐る恐るその隙間をのぞいてみる。こそに薄っすらと見えたものは、指― いや、指のような虫だった。まだ、まだ夢の中......なんだよね? これ。
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よく雲が何かの形に見えることはあるけど、あれはそんなのではなかった。雲が…変化…した…？雲の隙間から出てきた…？分からない。
「もしあれに見つかったら…」恐怖を感じた私は急いでカーテンを閉めた。
すっかり暗くなった今も、部屋の明かりはつけられずにいる。
フリーランスイラストレーター 。不穏。恐怖。不安。少女。contact/fracocotkm@gmail.com 作品集/ amazon.co.jp/dp/4046056320/…