27
「ねぇ、、あれってさ、、、」
「ん？ なに？どこ？ ああ鳥ね。いっぱいいるね。」
「、、鳥、、そうだね、、そうだよね、、」
「？、、最近元気ないけど、何かあった？」
「、、ううん。別に、、大丈夫だよ、、」
「、、そっか。ああ！ほら行こ！信号変わっちゃう！」
「うん、、、」
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「この辺昔から行方不明者多いらしいよ」
「そうなんだ」
「なんか、空に消えてくの見たって人がいるとか聞いたことある」
「何それ？(笑) まぁ都市伝説みたいなもんでしょ」
「多分ね…」
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帰り道にある公園。滑り台の上でボーッと空を眺めていた。気が付けば、さっきまで遊んでた子どもがいなくなっていた。私もそろそろ帰ろうか、、な、、、。少し震えながらも手すりをしっかりと掴み、ゆっくりと立ち上がり階段を降りた。振り向くと子ども達がキャッキャと楽しそうに遊んでいた。
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見間違い、、、だよね。
他の人は気にしてる様子もないし、、、
最近ちょっとつかれてるのかも。
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何でもない信号機。ボーッと見つめていると目玉に見えてきた。こっち見てる、、なんて、、、。はぁ、なんか最近色々あり過ぎる、、あれ？今瞬きしたような気がするけど、、はあ。ダメだ。疲れすぎてる。帰りに目薬買おう。
フリーランスイラストレーター 。不穏。恐怖。不安。少女。contact/fracocotkm@gmail.com 作品集/ amazon.co.jp/dp/4046056320/…