1
手が透けている。
体は壁をすり抜けて、通りすがりの人に声をかけても気づかれない。どうやら審神者は死んでしまったようだった。そういえば、うっすらだけど万屋で遡行軍の襲撃に巻き込まれた記憶がある。
(ちょぎさにです☺️)
2
へし切長谷部という刀は主以外にはすべからく塩対応である。それは主の娘に対しても例外ではなかった。
「ただいまー」
「こんな時間までどこに行っていた!?門限はとっくに過ぎてるだろうが!」
「まだ九時じゃないの……」
「もう九時、なんだ」
(へしさにです☺️)
3
#空に知られぬ雪を追いかけながら刀剣乱舞好きさんと繋がりたい
いろんな刀さにで文字書いてます。rt中心に気になった方、無言フォローでお迎えさせてください☺️
4
その本丸の審神者は豊前江が苦手だった。
何かトラブルがあったというわけではない。見た目も中身も花丸百点の『いいやつ』の豊前に非は一切なく、審神者が勝手に引け目を感じているだけだ。
(ぶぜさにです☺️)
5
「お姉さん、いつもの頼むよ」
「はーい」
きっかり十二時二十分、時の政府の社食で働いているお姉さんはもう聞き慣れてしまった注文に元気良く返事をする。
セリフからもわかる通り、このお客さんはほとんど毎日通ってくる常連だ。
(則さに……?則さにです多分)
6
『報告書
この本丸は思っていた以上にやばいところです。
ここに来てからというもの、毎日大変な目にあわされています。
本丸内の施設の使用も制限され、基本的に与えられた自室を出ることを許されませんでした。一人で出歩くことも許されていないのです。
(鶴さにです☺️)
7
「お姉ちゃん、前髪失敗したーっ!」
「俺がやるって言ったでしょ。貸して、直したげる」
審神者が『お姉ちゃん』と呼ぶのは加州清光。この本丸の加州は女性の体を持って顕現した個体である。
(清さに、女体化あります!!)
8
「刀剣男士を触ってください」
「セクハラでは?」
こんのすけがこう言うのは決して審神者を辞職に追い込みたいわけではなく。実は審神者、霊力が低下していた。原因は短期間の間に新しい刀剣男士の顕現やそれに伴うレベリングへの手入れと霊力の消費が激しかったせいだ。(ぶぜさにです☺️)
9
「す、好きです!付き合ってください!」
政府施設の中庭にて。本日、審神者は一世一代の告白をしていた。
相手は前職の同僚で、もっと言うと刀剣男士の肥前忠広。ぶっきらぼうだけど面倒見が良くて、政府職員時代の審神者はかなりお世話になっていた。(ひぜさにです☺️)
10
子供の頃から将来を期待されていた審神者。
でも、なぜか新規の本丸じゃなくて、とある本丸を引き継ぐことに。なんでだろうって不思議に思っていたところに、役人たちの会話が聞こえてきた。
『刀剣男士に気に入られてしまったらしい。嫁取りだろう』